胃がん|東戸塚駅近くで胃カメラ・大腸カメラ内視鏡検査なら【藤野クリニック】

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胃がん

胃がん|東戸塚駅近くで胃カメラ・大腸カメラ内視鏡検査なら【藤野クリニック】

2025年6月26日

胃がんとは

胃にできる悪性腫瘍の総称のことです。タイプがいくつかあり、大きく分化型と未分化型に分けられます。胃癌取扱い規約、胃癌治療ガイドラインというものがありますが、そこでは悪性上皮性腫瘍・一般型のpap(乳頭腺癌)、tub1(高分化管状腺癌)、tub2(中分化管状腺癌)を分化型癌とし、por1(充実型低分化腺癌)、por2(非充実型低分化腺癌)、sig(印環細胞癌)を未分化型癌と定義しています。一般的に分化型の胃癌は進行が比較的緩やかで、未分化型が進行が早いという特徴があります。分化型の胃癌はがん細胞がまとまりながら増殖するタイプで、未分化型はパラパラと広がってしみこんでいくような増殖をします。

スキルス胃癌とは

スキルス胃癌という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。スキルス胃癌とは胃壁にしみこんで広がっていくように進行し、胃の壁が硬く厚くなるような状態のことです。肉眼型分類で言うと、4型(びまん浸潤型)に相当します。スキルス胃癌の組織型は未分化型癌であることが多いです。やはり初期の段階では見つかりにくく、進行して見つかることが多く予後が悪いです。

検査

胃がんに対して行う検査には、胃カメラ、バリウム検査(X線透視検査)、CT検査、MRI検査、PET-CT検査、血液検査(腫瘍マーカー)などが挙げられます。また、手術前には心電図やレントゲン検査、大腸カメラなどを行うこともあります。

まず胃がんをみつける際に行われる検査は胃カメラとバリウム検査があります。

バリウム検査は早期のがんを見つけることが難しく、近年では胃カメラが主流となっています。当院でも、最初から胃カメラ検査を行っております。

胃カメラは「怖い」、「つらそう」といったイメージをお持ちかもしれませんが、当院では鎮静剤をしっかり使い、眠って受けられる内視鏡検査を提供しております。ご安心ください。

治療

胃癌の治療は、内視鏡的切除(ESD、EMR)、外科手術(胃切除)、化学療法(抗がん剤)、放射線療法、支持療法などがあります。治療方法の選択はがんの進行度、年齢および体力、ライフスタイルや患者様のお考えなどから決定します。

内視鏡的切除

胃カメラを使ってがんを切り取る方法です。ESD(Endoscopic Submucosal Dissection:内視鏡的粘膜下層剥離術)と言います。電気メスで胃癌の周りを切開し剥がして取り除きます。出血などのリスクがあり入院で行うことが通常です。外科手術と比べて身体への負担が少ないメリットがありますが、進行した癌にはできません。初期の癌が適応となります。

外科手術

胃の一部または全てを切除し、まわりのリンパ節も一緒に取り除いていきます(リンパ節郭清と言います)。術式は主に以下の方法があります。

・幽門側胃切除術(幽門を含んだ胃切除、胃の2/3以上を切除)

・噴門側胃切除術(噴門を含んだ胃切除。幽門は温存)

・胃全摘術(噴門および幽門を含んだ胃の全てを切除)

※幽門:胃の出口 噴門:胃の入り口

胃を切除した後には再建を行います。再建方法もいくつかあり、Roux-en-Y法、BillrothⅠ法、BillrothⅡ法、double tract法などがあります。

化学療法(抗がん剤)

手術後の補助療法や切除不能な進行した状態などに行うことがあります。臨床試験によって有用性が検証された治療方法が使用されています。

主な治療薬は「5-FU」「S-1」「カペシタビン」「シスプラチン」「オキサリプラチン」「トラスツズマブ」「ニボルマブ」「ペムブロリズマブ」「ラムシルマブ」などがあります。

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