
整形外科
整形外科
肩や首にこりや張りがある場合、首から肩、腕にかけての痛みや異常感覚がある場合に疑います。
頚肩腕症候群は、首から肩、腕にかけての痛みやしびれ、筋肉のこりなどを特徴とする症候群です。以下のような要因が関与しています。
首から肩、腕、手にかけての痛みや上肢や手指にしびれ感があった場合に疑います。
頚椎(首の骨)の変性によって神経根が圧迫されることで発症する疾患です。
この疾患は主に中高年に多く見られ、加齢による椎間板の変性や骨棘(骨の突起)の形成が主な原因とされています。
突然の肩の痛み(片側が多い)、夜間痛、腕を上げたり、後ろに回したりする動作が困難、等の症状があった場合に疑います。
肩関節周囲炎は、40~60歳代に多く見られ、肩関節を構成する軟骨や靭帯、腱などの老化や炎症が主な原因とされています。
中高年で身長の低下、背中や腰の痛み、猫背や腰が曲がり、ベッドから起きるときに激痛があったら、骨粗鬆症や圧迫骨折の可能性があります。
骨粗しょう症は、骨密度が低下し骨がもろくなる病気です。特に閉経後の女性や高齢者に多く見られます。
初期段階では自覚症状が少ないため、骨密度検査や定期的な健康診断が重要です。適切な治療を行うことで、骨折リスクを軽減し、生活の質を向上させることが可能です。
腰椎分離症(ようついぶんりしょう)は、腰椎(腰の部分の背骨)の一部である椎弓(ついきゅう)に亀裂が生じることで発生する疾患です。この状態は、特に成長期の子どもやスポーツ選手に多く見られます。
繰り返し腰を反らせたり、捻じったりする動作が原因で、椎弓に負担がかかり亀裂が生じます。野球や体操、サッカーなど、腰に負担をかけるスポーツで起きることがあります。 骨が未成熟な時期に過度な負荷がかかることで発症しやすくなります。
腰痛が主な症状で、特に腰を反らせたときに痛みが増します。
症状が進行すると、腰椎が前方にずれる「分離すべり症」に進行することがあります。
一定の距離を歩くと脚に痛みやしびれが生じ、休むと改善する症状です。特に前かがみになると楽になるのが特徴です。(間欠性跛行)
下肢のしびれや感覚異常、長時間の歩行や立位で脚が重く感じたり、力が入らなくなることもあります。
以上の症状があった場合に疑われます。腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管(脊髄や神経が通るトンネル状の空間)が加齢やすべり症で狭くなることで、神経が圧迫される疾患です。
腰痛やお尻から脚にかけての痛み、脚や足のしびれ、感覚の鈍化、歩行困難があったら、ヘルニアの可能性があります。
腰部椎間板ヘルニアは、背骨の間にある「椎間板」が変性し、一部が飛び出して神経を圧迫することで、腰痛や脚のしびれなどの症状を引き起こす疾患です。
特に20代から40代の方に多く見られます。
立ち上がりや歩き始めの痛み、膝の腫れ、下り階段での痛み、正座ができない、これらの症状が見られる場合は、早めに整形外科を受診し、適切な診断と治療を受けることが重要です。何か具体的なご相談や追加の情報が必要であれば、ぜひお知らせください!
テニス肘(医学的には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれる)は、肘の外側に痛みを伴う状態です。この痛みは、手首を伸ばす筋肉である短橈側手根伸筋が炎症を起こすことで発生します。テニス選手に多く見られることから「テニス肘」と呼ばれますが、実際にはテニス以外のスポーツや日常生活の動作でも発症することがあります。
症状としては、物を持ち上げたりタオルを絞ったりする動作で肘の外側に痛みが生じることが特徴です。安静時には痛みがない場合が多いですが、症状が進行すると安静時にも痛みを感じることがあります。
手首の腱鞘炎(けんしょうえん)は、手首の腱を包む腱鞘という組織が炎症を起こす状態を指します。腱鞘は腱を保護し、滑らかに動かす役割を果たしていますが、過度の使用や繰り返しの動作によって摩擦が生じ、炎症が発生します。
手首の痛みや腫れ、動かす際の違和感や「コリコリ」とした感覚があったら、疑います。
ばね指(弾発指)は、指を曲げるための腱(屈筋腱)と、それを包む腱鞘(けんしょう)の間で炎症が起こり、腱の動きがスムーズでなくなる状態を指します。この状態では、指を曲げたり伸ばしたりする際に引っかかりが生じ、ばねのように弾ける感覚が特徴的です。
指の付け根に痛みや腫れが生じたり、指を動かす際に引っかかりや弾ける感覚があります。また症状が進行すると、指が完全に動かなくなることもあります。
痛風(つうふう)は、血液中の尿酸濃度が高くなる「高尿酸血症」によって引き起こされる疾患です。尿酸が体内で結晶化し、関節や周囲の組織に蓄積することで炎症を引き起こし、激しい痛みを伴います。足の親指の付け根や足首などの関節が赤く腫れ、激痛を伴う場合に疑います。
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