2026年7月07日
のどに何か引っかかる感じや詰まる感じはありませんか?
「のどに何かが引っかかっている気がする」
「食べ物は飲み込めるのに、違和感が続く」
「のどに何か詰まっているような感じがする」
このような症状は珍しいものではなく、ストレスなどが原因で起こることもあります。しかし、胃や食道、のどの病気が隠れている場合もあるため、症状が続く場合は原因を調べることが大切です。
特に、飲み込みにくさや体重減少などを伴う場合には、早めの受診をおすすめします。
のどの違和感・つかえ感の原因
のどの違和感やつかえ感には、さまざまな原因があります。
逆流性食道炎・咽喉頭逆流症
胃酸が食道やのどまで逆流すると、粘膜に炎症が起こり、違和感や異物感の原因になります。
胸やけがなくても、のどの症状だけが現れることも少なくありません。
咽喉頭異常感症(ヒステリー球)
検査で明らかな異常が見つからないにもかかわらず、のどの違和感や異物感が続く状態です。
ストレスや疲労、自律神経の乱れなどが関与していると考えられています。
食道の病気
次のような食道の病気でも、つかえ感が起こることがあります。
- ・食道がん
- ・好酸球性食道炎
- ・食道狭窄
- ・食道アカラシア
飲み込みにくさが徐々に強くなる場合は注意が必要です。
のど(咽頭・喉頭)の病気
慢性的な炎症やポリープ、まれに咽頭がん・喉頭がんなどが原因となることがあります。
声のかすれや強い痛みを伴う場合は、耳鼻咽喉科での診察が必要です。
その他
- ・アレルギー
- ・後鼻漏(鼻水がのどへ流れる状態)
- ・甲状腺の病気
- ・薬剤の影響
なども原因になることがあります。
このような症状は早めに受診しましょう
次のような症状がある場合は、早めの受診をおすすめします。
- ・食べ物や飲み物が飲み込みにくい
- ・飲み込むと痛みがある
- ・症状が数週間以上続いている
- ・体重が減ってきた
- ・声のかすれが続く
- ・血が混じる
- ・首にしこりがある
これらは、食道やのどの病気が隠れている可能性があります。
どのような検査を行いますか?
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
胃カメラでは、のどの一部・食道・胃・十二指腸を直接観察し、
- ・逆流性食道炎
- ・食道がん
- ・好酸球性食道炎
- ・食道狭窄
- ・下咽頭がん
- ・喉頭がん
などを確認することができます。
当院では、鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査を行っています。また、鎮静剤を使用しない場合には経鼻内視鏡にも対応しています。
耳鼻咽喉科での検査
必要に応じて耳鼻咽喉科をご紹介し、喉頭ファイバー検査などで咽頭・喉頭の病気を調べます。
治療
原因に応じて治療を行います。
- 胃酸の逆流が原因:胃酸を抑える薬(PPI・P-CAB)
- 咽喉頭異常感症:生活習慣の見直し、ストレスへの対処、必要に応じて薬物療法
- 食道やのどの病気:原因に応じた専門的な治療
当院でできること
のどの違和感やつかえ感は、ストレスなどが関係することもありますが、逆流性食道炎や食道がん、好酸球性食道炎など、胃カメラで診断できる病気が原因となっていることも少なくありません。
藤野クリニックでは、消化器内科・内視鏡専門クリニックとして、食道・胃・十二指腸を詳しく観察できる高画質の内視鏡システムを用い、症状の原因を丁寧に調べています。鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ検査に加え、ご希望の方には経鼻内視鏡にも対応しています。
検査の結果、耳・鼻・のどの病気が疑われる場合には、耳鼻咽喉科など適切な医療機関へ速やかにご紹介いたします。
「様子を見てもよい症状なのか」「詳しい検査が必要なのか」を適切に判断し、患者さんが安心して日常生活を送れるようサポートいたします。