2026年6月15日
胃カメラや大腸カメラを受ける際に、
「前の人に使った内視鏡で感染しないの?」
「本当にきちんと消毒されているの?」
と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
結論からお伝えすると、適切な洗浄・消毒が行われていれば、内視鏡検査による感染のリスクは極めて低いと考えられています。
今回は、内視鏡の洗浄・消毒の仕組みについてご説明します。
内視鏡は患者さんごとに洗浄・消毒しています
胃カメラや大腸カメラは、一人の患者さんの検査が終わるごとに洗浄・消毒を行います。
内視鏡は細長い構造をしており、内部には送気や吸引のための管路もあります。そのため、外側だけを拭いて終わりということはありません。
専用の洗浄工程を経て、内視鏡の外側だけでなく内部の管路までしっかりと洗浄・消毒しています。
まずは洗浄が重要です
感染対策というと「消毒」が注目されますが、実は最も重要なのは洗浄です。
検査終了後には、内視鏡に付着した粘液や血液などの汚れを丁寧に除去します。
汚れが残ったままでは十分な消毒効果が得られないため、まず洗浄を行い、その後に高水準消毒を実施します。
専用の洗浄消毒装置を使用しています
現在の内視鏡診療では、専用の内視鏡洗浄消毒装置を使用することが一般的です。
洗浄消毒装置では、学会やメーカーが推奨する手順に従い、洗浄から高水準消毒までを自動的に行います。
人の手だけでは難しい内部管路の処理も行われるため、より安全性の高い管理が可能となっています。
使用する処置具にも安全対策があります
内視鏡検査では、生検鉗子(組織を採取する器具)やポリープ切除に使用する器具などを用いることがあります。
これらの器具は適切に滅菌処理を行うか、使い捨て製品を使用することで感染対策を行っています。
患者さんごとに安全に使用できるよう管理されています。
当院の感染対策について
当院では、内視鏡学会のガイドラインに基づき、患者さんごとに内視鏡の洗浄・消毒を行っています。
また、内視鏡本体だけでなく、検査に使用する周辺機器や検査環境についても適切な管理を心がけています。
患者さんに安心して検査を受けていただけるよう、安全管理を徹底しています。
まとめ
胃カメラや大腸カメラは、患者さんごとに適切な洗浄・消毒が行われています。
感染症を心配される方もいらっしゃいますが、現在の内視鏡診療では厳格な洗浄・消毒体制が整えられており、感染リスクは極めて低いとされています。
検査に対して不安なことがありましたら、お気軽にご相談ください。安心して検査を受けていただけるよう、スタッフ一同サポートいたします。