熱中症で頭痛がするとき、鎮痛薬を飲んではいけない理由|東戸塚駅の消化器内科|藤野クリニック【胃カメラ・大腸カメラ】

〒244-0801神奈川県横浜市戸塚区品濃町543−5

045-821-1120

LINE予約 WEB予約
下層ヘッダー

熱中症で頭痛がするとき、鎮痛薬を飲んではいけない理由

熱中症で頭痛がするとき、鎮痛薬を飲んではいけない理由|東戸塚駅の消化器内科|藤野クリニック【胃カメラ・大腸カメラ】

2026年7月23日

熱中症で頭痛がするとき、鎮痛薬を飲んではいけない理由

暑い日に外で過ごしたあと、「頭が痛いからロキソニンを飲もう」と考えたことはありませんか?

実は、熱中症による頭痛に鎮痛薬(痛み止め)を飲むことはおすすめできません。
場合によっては症状を悪化させたり、腎臓に負担をかけたりすることがあります。

今回は、熱中症で頭痛が起こる理由と、正しい対処法について解説します。

熱中症で頭痛が起こる理由

熱中症は、高温多湿の環境で体温調節がうまくできなくなり、体内に熱がこもることで起こります。

頭痛の主な原因は

  • 脱水
  • 電解質(ナトリウムなど)のバランスの乱れ
  • 体温の上昇
  • 脳への血流変化

です。

つまり、頭痛そのものが病気ではなく、熱中症のサインなのです。

ロキソニンやイブを飲んでも治らない理由

ロキソニンやイブプロフェンなどの鎮痛薬(NSAIDs)は、炎症や発熱による痛みを和らげる薬です。

しかし熱中症は、風邪やインフルエンザのような発熱とは仕組みが異なります。

熱中症では、体温を調節する機能が破綻し、体に熱がこもっている状態です。

そのため、

鎮痛薬を飲んでも熱中症の原因は改善しません。

痛みが一時的に和らいだとしても、熱中症自体は進行している可能性があります。

熱中症で鎮痛薬を飲んではいけない理由

① 腎臓に負担をかける可能性がある

熱中症では脱水により腎臓へ流れる血液が減っています。

この状態でロキソニンやイブなどのNSAIDsを服用すると、

  • 急性腎障害
  • 腎機能悪化

を起こすリスクが高くなることがあります。

特に

  • 高齢者
  • 腎臓病のある方
  • 利尿薬を飲んでいる方

では注意が必要です。

② 症状をごまかしてしまう

痛み止めで頭痛が軽くなると、

「もう大丈夫かな」

と思ってしまい、

  • 炎天下で活動を続ける
  • 水分補給が遅れる
  • 医療機関への受診が遅れる

ことがあります。

熱中症では、頭痛を抑えることよりも、体温を下げることと脱水を改善することが最も重要です。

熱中症で頭痛がしたらどうすればいい?

まずは次の対応を行いましょう。

✅ 涼しい場所へ移動する

✅ 衣服をゆるめる

✅ 首・脇・足の付け根などを冷やす

✅ スポーツドリンクや経口補水液で水分・塩分を補給する

無理をせず、症状が改善するまで安静に過ごしてください。

このような症状がある場合はすぐ受診してください

次のような症状は中等症~重症の熱中症の可能性があります。

  • ・頭痛が強い、改善しない
  • ・吐き気や嘔吐がある
  • ・水分が飲めない
  • ・めまいが強い
  • ・意識がぼんやりする
  • ・呼びかけへの反応がおかしい
  • ・けいれんがある

これらの症状がある場合は、早めに医療機関を受診するか、救急要請を検討してください。

カロナールなら飲んでもいい?

「ロキソニンはダメなら、カロナール(アセトアミノフェン)なら大丈夫ですか?」という質問を受けることがあります。

カロナールはNSAIDsのように腎臓への影響は少ない薬ですが、熱中症そのものを治療する薬ではありません。

頭痛だけを抑えてしまうと、熱中症の重症化に気づきにくくなる可能性があります。

まずは身体を冷やし、水分・塩分を補給することが最優先です。

他の病気が隠れていることも

夏場の頭痛は、熱中症だけでなく、

  • 脳出血
  • くも膜下出血
  • 髄膜炎
  • 脳梗塞

など重大な病気が原因となることもあります。

特に、

  • 激しい頭痛
  • 手足のしびれ
  • ろれつが回らない
  • 意識がおかしい

などの症状がある場合は、熱中症と思い込まず、すぐに救急受診してください。

また、軽い熱中症と思っていても症状が改善しない場合や、水分が十分に摂れない場合は、点滴などの治療が必要になることがあります。

気になる症状がありましたら、お気軽に当院へご相談ください。

まとめ

熱中症による頭痛は、体からの「危険」のサインです。

ロキソニンやイブなどの鎮痛薬で頭痛をごまかすのではなく、

  • 涼しい場所へ移動する
  • 身体を冷やす
  • 水分・塩分を補給する

ことが何より重要です。

「暑い日に頭痛がしたら、まず冷やす。」

このことを覚えておくことで、熱中症の重症化を防ぐことにつながります。

藤野クリニックは東戸塚にお住まいの皆様の健康をサポートします。「熱中症かも?」と思ったら、様子をみずに当院にご相談ください。

TOP